保育士試験の概要と最新情報

保育士資格の取得方法

大学や短大等を卒業して取得する方法と、毎年1回、全国各都道府県で実施される「保育士試験」に合格することで取得する方法がございます。当スクールでは,後者の全国統一試験の合格を目指す為のもので、受講生の方が、少しでも早く合格出来るよう様々なサポートを行っています。

当スクールでは ・・

大学・短大・専門校等に比べ、学費負担を低く抑えれます。(約15%程度)

標準で8ヶ月~1年。頑張り次第では3~5ヶ月の短期取得も可能です。

保育士試験「受験者・合格者の推移」

年度 受験者数 合格者数
2016年度 70,710人 18,229人
2017年度 62,555人 13,511人
2018年度 68,388人 13,500人
2019年度 77,076人 18,330人
2020年度 44,914人 10,890人

保育士試験の受験資格

  • 短大、専修学校の専門課程、高専、盲・聾・養護学校専攻科を卒業した方。
  • 短大、専修学校の専門課程、高専、盲・聾・養護学校専攻科に在学中で、年度中に卒業が見込まれる方。
  • 大学を卒業した方。
  • 大学に2年以上在学し62単位以上を修得した方。
  • 大学に1年以上在学中で年度中に62単位以上の修得が見込まれる方。
  • 高等学校を1991年3月31日までに卒業した方。
  • 高等学校卒業が1991年4月1日以降の方で、児童福祉施設等の所定の施設で2年以上(原則として1日6時間以上、1月当たり20日以上)児童等の保護に従事した方。※中学校が最終学歴の方は、5年以上となります。※2012年度より、放課後児童クラブや認可外保育施設も一部可能となりました。(※要お問い合わせ)
  • 高等学校卒業が1991年4月1日以降で、放課後児童クラブで2年以上(原則として総勤務時間数が2880時間以上)児童等の保護に従事した方。※中学校が最終学歴の方は、5年以上(総勤務時間数7200時間)となります。
  • 外国において、学校教育における14年以上の課程を修了した方。

※ご不明な方は、保育士試験事務センターまでお問合せ下さい。TEL : 0120-4194-82

保育士試験の概要

試験時期

現在、試験は年に2回、各都道府県で実施されます。

  • ・前期試験(筆記)4月に2日間(土・日)/ (実技)7月に1日間(日)
  • ・後期試験(筆記)10月に2日間(土・日)/ (実技)12月に1日間(日)

(実技試験は、筆記試験において全科目が合格ラインに達した場合にのみ、受けることが可能です)

受験科目

筆記試験
  • 1.社会福祉
  • 2.子ども家庭福祉
  • 3保育の心理学
  • 4.子どもの保健
  • 5.子どもの食と栄養
  • 6.保育原理
  • 7.教育原理
  • 8.社会的養護
  • 9.保育実習理論
実技試験
  • 10. 保育実習・実技
    ※「音楽」「言語」「絵画」から受験者が2分野を選択

幼稚園教諭免(一種及び二種)保持者についての科目免除制度

1.幼稚園教諭免許所有者については、以下の科目が免除となります。
3.「保育の心理学」
7.「教育原理」
10.「保育実習・実技」
2.幼稚園教諭免許所有者については、「指定保育士養成施設(※)」において筆記試験に対応する科目を修得した場合
一部の科目が免除となります。
※「指定保育士養成施設」とは、厚生労働大臣の指定する保育士を養成する学校、またはその施設です。(児童福祉法第18条の6第1号にて規定)

福祉系資格保持者についての科目免除制度

社会福祉・介護福祉士・精神保健福祉士のいずれかの資格をお持ちの方は、以下の科目が免除となります。
1.「社会福祉」
2.「子ども家庭福祉」
8.「社会的養護」」

合格基準

科目別に合格が判定されます。各科目、満点の6割以上を得点した者が合格。

一度合格した科目は、合格した年を含めて3年間有効。
例えば1年目に4科目合格+2年目で2科目合格+3年目で2科目合格=全8科目合格という受け方も可能。

2024年度保育士試験の日程

2024年の前期と後期の試験日は、下記の通りとなります。

試験種別 実施日 時間帯 試験科目
筆記試験

前期/

・2024年  4月20日(土)

後期/

・2024年10月19日(土)

 

10:30~11:30 保育の心理学
12:00~13:00 保育原理
14:00~15:00 子ども家庭福祉
15:30~16:30 社会福祉

前期/

・2024年  4月21日(

後期/

・2024年10月20日(

 

10:00~10:30 教育原理
11:00~11:30 社会的養護
12:00~13:00 子どもの保健
14:00~15:00 子どもの食と栄養
15:30~16:30 保育実習理論
実技試験

前期/

・2024年  6月  30日(

後期/

・2024年12月8日(

 

集合時間など、受験票にてご本人に通知 保育実習・実技(2分野選択)

受験の手続き

  • 「2023年10月(後期)保育士試験受験の手引き」請求及び配布 ◎保育士試験を受験するためには、まず受験申請書を含んだ「受験の手引き」の請求が必要となります。
  • 「2023年保育士試験(後期)受験申請書」受付期間
    ※ ⇒ 2023年7月6日(火)午前10時~7月26日(水)午後5時まで

実技試験の課題(2024年、前期の内容)

  • 音楽表現に関する技術

    幼児に歌って聴かせることを想定して、課題曲の両方を弾き歌いする。

    求められる力:保育士として必要な歌、伴奏の技術、リズムなど、総合的に豊かな表現ができること。

    2023年前期■課題曲

    • ア.『夕焼け小焼け』(作詞 中村 雨紅 / 作曲 草川 信)
    • イ.『いるかはザンブラコ』(作詞 東 龍男 / 作曲 若松 正司)

    (楽譜の持込可)ピアノ、ギター、アコーディオンのいずれかで演奏すること。(楽譜(紙のみ)の持ち込み可)ピアノの伴奏には市販の楽譜を用いるか、添付楽譜のコードネームを参照して編曲したものを用いる。ギター、アコーディオンで伴奏する場合には、添付楽譜のコードネームを尊重して演奏すること。いずれの楽器とも、前奏・後奏を付けてもよい。歌詞は1番のみとする。移調してもよい。

    (注意1)ピアノ以外の楽器は持参すること。持参楽器の不具合(弦切れなど)がないよう注意することピアノは会場に設置された楽器(グランドピアノ、アップライトピアノ、電子ピアノのいずれか)を使用する

    (注意2)ギターはアンプの使用を認めないのでアコースティックギターを用いること。カポタストの使用は可。

    (注意3)アコーディオンは独奏用を用いること。(合奏用は使用不可)

    (注意4)曲全体を通じて、次のように演奏した場合は採点の対象外となるので留意すること。・全体を通して伴奏をしないで歌だけを歌った・全体を通して歌を歌わないで伴奏だけを弾いた。・歌と同じ単旋律のみを弾きながら歌を歌った。

  • 絵画表現に関する技術

    ■課題

    保育の一場面を絵画で表現する

    求められる力:保育士として必要な造形表現(情景及び人物等の描写や色使いなど)ができること。

    (注意1)表現に関する問題文と条件を試験の当日に提示します。当日示される問題文から想像される一場面を、条件を満たして表現しなさい。
    ※2019年後期試験の内容(参考)は⇒【事例】を読み、次の4つの条件をすべて満たして、解答用紙の枠内にその情景を描きなさい。
    【事例】H保育所の5歳児クラスの子どもたちは、「好きな動物」をテーマにして、楽しそうに粘土遊びをしています。保育士は子どもたにちの遊びを支援しています。
    ①好きな動物をテーマに粘土遊びをしている様子がわかるように描くこと。
    ②活動している保育室内の様子がわかるように描くこと。
    ③子ども3名以上、保育士1名以上を描くこと。
    ④枠内全体を色鉛筆で着彩すること。 ※2018年後期試験の内容(参考)は⇒【事例】を読み、次の4つの条件をすべて満たして、解答用紙の枠内に絵画で表現しなさい。

    【事例】H保育所の5歳児クラスの子どもたちが、ホールで折り紙の紙ひこうきを作っています。保育士に教えてもらいながら、みんなで思い思いの紙ひこうきを作って飛ばし、楽しく遊んでいます。
    ①紙ひこうきを折っているところと飛ばしているところがわかるように描くこと。
    ②保育所のホールの様子がわかるように描くこと。
    ③子ども3名以上、保育士1名以上を描くこと。
    ④枠内全体を色鉛筆で着彩すること。

    (注意2)当日は、鉛筆またはシャープペンシル(HB~2B)、色鉛筆(12~24色)、消しゴムを各自で用意してください。(色鉛筆は油性色鉛筆・水性色鉛筆も可としますが、水性の場合、水分を塗布することは禁止します。また、クレヨン・パス・マーカーペン等の使用は不可とします。)※携帯用鉛筆削りを会場内に持ち込むことは可としますが、試験時間中に使用する場合は、試験監督員の了解を得てから使用してください。

    (注意3)受験者の間での用具の貸し借りは認めませんので、忘れないように注意してください。

    (注意4)試験時間は45分です。

    (注意5)解答用紙の大きさはA4判とします。絵を描く欄の大きさは縦横19cmで、紙の種類は試験の当日に提示します。

  • 言語表現に関する技術

    3歳児クラスの子どもに「3分間のお話」をすることを想定し、下記の1~4のお話のうち1つを選択し、子どもが集中して聴けるようなお話を行う。

    求められる力:保育士として必要な基本的な声の出し方、表現上の技術、幼児に対する話し方ができること。

    ■課題

    • 1.「ももたろう」(日本の昔話)
    • 2.「3びきのこぶた」(イギリスの昔話)
    • 3.「おむすびころりん」(日本の昔話)
    • 4.「3びきのやぎのがらがらどん」(ノルウェーの昔話)

    ◎子どもは15人程度が自分の前にいることを想定する。

    ◎一般的なあらすじを通して、3歳の子どもがお話の世界を楽しめるように、3分にまとめてくだい。

    ◎お話の内容をイメージできるよう、適切な身振り・手振りを加えてください。

    ◎絵本等を持つことを想定せず、お話をしてください。

    (注意1)お話をする際は立ってでも座ってでも構いません。

    (注意2)題名は開始合図のあと、一番最初に子どもに向けて言ってください。

    (注意3)絵本・道具(台本・人形)等の使用は一切禁止です。

    (注意4)3分間は退出できません。時間は係がタイマーで計ります。

    (注意5)子どもに見立てた椅子等を前方に用意します。

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