手話関連試験の制度と最新情報

手話技能検定試験とは・・・

手話技能検定試験は、NPO手話技能検定協会の主催により、毎年3回、全国にて実施されています。
手話技能検定は通訳試験とは異なり、手話の言語としての技能を測るための試験です。級の範囲は7級~1級まであり(下記参照)、手話学習中の方から手話を使って仕事に取り組んでおられる方まで幅広く受けることが可能です。受験に年齢制限がなく、また音声による案内を行いませんので聴覚障がい者の方も受験できます。

手話技能検定の試験内容

方法 試験内容 レベル 時間
1級 実技 ディスカッションと課題文表現 単語数・例文数制限なし  
準1級 筆記 長文の書き取り 単語数・例文数制限なし 90分
2級 実技 課題文表現と質疑応答 単語数:2000制度
例文数:制限なし
 
準2級 筆記 4択(マークシート)と長文書き取り 単語数:2000制度
例文数:制限なし
100分
3級 筆記 4択(マークシート)と長文書き取り 単語数:1000制度
基本例文数:300程度
80分
4級 筆記 4択(マークシート)と長文書き取り 単語数:500制度
基本例文数:100程度
70分
5級 筆記 4択(マークシート) 単語数:200制度
基本例文数:30程度
70分
6級 筆記 4択(マークシート) 基本例文数:30程度
単語数:100程度
動きのある指文字
(濁音・半濁音等)
50分
7級 筆記 記述式 基本指文字50音 30分

手話通訳士とは・・・

「手話通訳士」資格は厚生労働大臣公認試験で毎年年1回行われ、一次筆記試験と二次実技試験に分かれています。一次試験は、「障がい者の基礎知識」「聴覚障がい者に関する基礎知識」「手話通訳のあり方」「国語」「手話の基礎知識」です。
二次試験では、読み取り口頭通訳・読み取り筆記通訳・聞き取り通訳と手話に関する専門的な技能を対象に試験がされます。一次試験に合格すると二次試験に挑戦です。一次試験合格者は、二次試験を3回(3年間)まで受験することができます。受験資格は20歳以上である者で、試験に合格すると手話通訳士という名称を使うことが出来ます。

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